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キシリトールガムとむし歯予防

 母親が妊娠中からキシリトール入りガムを噛むと、子どもへのむし歯菌感染が減少するとの実験結果が岡山大大学院の仲井雪絵準教授(小児歯科)から先日発表されました。
それによると妊婦50人に対して、妊娠6ヶ月から出産後9ヶ月まで1日平均3個のキシリトールガム噛んでもらった結果、むし歯の原因菌といわれるミュータンス菌の減少を認めた。また、1歳半になった時点でむし歯になった子供はガムを噛まなかった母親達の半分以下だったそうです。
 生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、むし歯の原因菌のミュータンス菌は存在しません。仲井先生によると「子供が菌に感染するのは、母親が食べ物を噛み与えたり、はしを共有したりするのが原因。歯が生えてくる生後6カ月ごろまでに母親の持つ菌を減らすことが大事だ」とのことです。
 今回の実験は、キシリトールガムを応用したむし歯予防の有効性を実証したものです。なお、来る7月1日(日)午前10時から、岩見沢市民会館リハーサル室において『むし歯予防と定期的なクリーニング』(北海道歯科衛生士会岩見沢支部主催)という演題で講習会が開かれます。講師は本会会員で、南幌町でご開業の加藤久尚先生があたられます。是非、ご聴講ください。


参考 2007年6月13日 記事:共同通信社 提供:共同通信社

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