『北海道防災訓練』に参加して
8月29日（水）、岩見沢市志文町の南空知工業団地内で道警や消防、自衛隊、医療機関など25の関係機関と市民約70人が参加し、大規模風水害・地震災害を想定した『平成19年度 北海道防災総合訓練』が行なわれました。
私たち岩見沢歯科医師会も医療救護訓練に参加。「29日昼頃、地震発生。空知管内で広範囲にわたり大きな揺れを認め、多大な被害及び多数の負傷者者が出た」との想定で訓練開始。
日赤北海道支部栗山赤十字病院救護班が災害現地に応急救護所を設置。市内各所より搬入された負傷者に対して、同救護班による重傷者・中傷者・軽症者などに選別するトリアージが行なわれました。
我々、歯科救護所には顔面に負傷を被った２名が運ばれ診察の結果、１名は顔面の打撲のみという事で湿布の処置のあと帰宅。もう１名は、下顎の骨折が疑われたため、顎を固定する応急処置を施したあと、精密検査・治療の出来る医療施設への搬送を指示しました。
本会としては初めての参加で、大変有意義な１日であったと共に実際に災害が起きた時、迅速にどのような歯科医療活動が行なえるのか、また、もしかしたら我々自身も被災者となり得るわけで、その時どのような対処をすべきかなど、幾つかの問題を考えさせられる１日でもありました。
| 防災訓練の様子 | |
 救護所設置 |
 救護所 |
 負傷者の搬入 |
 トリアージ |
 診察 |
 軽傷者への治療 |
 重傷者の治療 |
 訓練参加者 |