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特集:全身と歯

第10回 〜フッ化物配合歯磨剤〜

2000年に厚生省(当時)により始められた「21世紀における国民健康づくり運動(通称:健康日本21)」において、学齢期におけるフッ化物配合歯磨剤使用者の割合を2010年までに90%以上とする目標が立てられました。
それから10年が経過し、現在日本で売られている歯磨き剤の90%以上はフッ化物配合になっています。
日本国内で販売出来る製品は、1,000ppm以下(つまり0.1%以下)と決められていますので、各社押し並べて950ppmと表記された製品が多く存在します。

最近は「塗るだけ」の「ホームジェル」も登場しています。
歯磨きをしてうがいをして、塗って終了です。
「セルフケア用ジェル」「ホームジェル」などの表記がされています。

ここで予防先進国・スウェーデンでの歯磨き方法を紹介いたします。

「イエテボリ・テクニック」
1、歯ブラシに2cmの歯磨剤をつける
2、歯磨剤を歯面全体に広げる
3、2分間ブラッシングをする(特にブラッシング方法にはこだわらない)
4、歯磨剤による泡立ちを保つ
5、歯磨剤を吐き出さずに10mlの水を含む
6、30秒間そのまま洗口する
7、吐き出した後、うがいをしない その後2時間は飲食をしない

上記はスウェーデンのイエテボリ大学で推奨されている方法ですが、
今は7番を「吐き出した後、うがいをし、ホームジェルを塗る」と変える方もいらっしゃることでしょうね。


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