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特集:全身と歯

〜しっかり噛んで、健康寿命を延ばそう〜

岩手県でこんな調査がされました。
今から11年前に80歳の方の口腔の状況と全身の状態との関連について調査し、そして昨年、追跡できた90歳の方を対象にして10年前の状態と比較したそうです。
以下は主な結果です。


@80歳の時点で総入れ歯だった方は、90歳の時点で食べられるおかず品目数が少なく、80歳の時点で充分噛めていた方は、90歳の時点で食べられるおかず品目数が多い傾向にあった。
おかず品目数


A80歳の時点で口腔の状況が良好だった方は、90歳の時点での運動機能が良かった(握力、敏捷性、片足立ち)
握敏片足


B80歳の時点で10本以上歯が残っていた方は、90歳における知的能動性が高かった。(新聞や本を読むこと)
また、90歳の時点で充分噛める方は手段的自立(日用品の買い物など)が高く、活動的だった。
活動的


C80歳の時点で10本以上の歯があることと、肝機能、腎機能、運動機能、知的活動が良好であることはその後の生存率に関わる可能性が示された。
良好


このような追跡調査は「長寿国」日本にしかできない、大変貴重な研究です。


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