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特集:全身と歯

歯磨きでインフルエンザが減少!

東京都杉並区が児童に歯磨きの習慣を付けるため、昨年夏に区立小2校で洗面台を増設したところ、この2校の2学期中の新型インフルエンザによる学級閉鎖率が平均45%と、ほかの区立小41校の平均79・6%に比べ大幅に小さかったことが分かった。


歯磨きで口の中を清潔に保つとインフルエンザの予防になるとする指摘があるが、区は当初は念頭に置いておらず、思いがけず効果が"実証"された格好。
これを受けて区は2010年度にさらに区立小5校で洗面台を増設する。

杉並区教育委員会によると、同区の歯科医師会から「小学校で歯磨きができる環境を整備してほしい」との要望があり、夏休み期間中にモデル校として2校で計49個の蛇口が付いた洗面台を増設。
2学期開始の9月から洗面台に近い教室の児童らに給食後、歯磨きをさせていたという。


区教委は「科学的な因果関係は証明できないが、歯磨きをすれば、うがいや手洗いも並行してやることになる。
児童の予防意識の向上にもつながったのではないか」と分析している。

学級閉鎖率は、全学級数のうち学級閉鎖になったクラスの延べ数の割合。
同区では1クラスの欠席児童が1割を超えた場合、校長などが学級閉鎖を検討する。

2010年2月8日 提供:共同通信社

昨年9月に掲載された以下の記事も合わせてご覧ください。
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