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特集:誤嚥性肺炎

姿勢も大切です

誤嚥防止には姿勢も大切です。

まず猫背の場合ですが、猫背になると、前方を見るためには下顎を前に突き出した格好になります。
この状態では非常に呑みこみにくいので、可能な範囲で姿勢を治すことが大事です。
ご自分でも極端な猫背になり、下顎を前に突き出した状態で呑みこんでみてください。どれくらい呑みこみにくいかよくわかることと思います。


薬を服用するときに、上を向いて飲みこもうとしている方も見受けられますが、実は誤嚥しやすい方法です。飲み込むときはあごをひきましょう。


また下顎が後方に引かれた状態で首が固まっている高齢者の方は、これも程度が進むと呑みこみにくい状態です。
これもやってみるとすぐにわかります。
首のROM訓練(可動域を広げる訓練)やマッサージでコリをほぐすことが必要です。


ベッド上の高齢者の食事の介助においても、できるだけ姿勢を正すほうがよいでしょう。
斜め上向きでは誤嚥の可能性が高まります。
起こすのが難しい場合は30度起こした状態にし、顎をひいてください。


そしていつ口に入るのかわからないと非常に不安ですし、誤嚥につながります。
ひと口ひと口、声をかけてあげましょう。



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