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特集:誤嚥性肺炎

唾液の役割

唾液は起きている時には、大体1分間に0.3〜0.5ml程度少しずつ出ています。
寝ている時にはほとんど出ません。
食事中に物を噛むときには普段の5〜10倍出てきます。
また、歯ブラシやマッサージなどの刺激でも唾液はより多く出てきます。
唾液の主な成分は水ですが、消化酵素や抗菌作用を持つ成分も含まれています。


唾液の出が悪いと、消化の助けがなくなるばかりではなく、口の中を洗い流す効果と抗菌作用が減少します。
唾液が正常に出ているときは歯を磨くだけで口の中はきれいになりますが、
唾液の出が悪い状態の方は、歯も、口の中の粘膜も、両方洗う必要があります。例えば頬の内側や舌です。

寝ている間には唾液が少ないので、抗菌作用が少なくなります。
ということはすなわち、寝る前に丁寧に磨かなくてはなりません。
また、寝ている間は抗菌作用が少ないので、朝起きたら口の中はばい菌だらけです。誤嚥性肺炎を恐れるなら起きたあとも、すぐに口の中をきれいにする必要があります。
高齢になればなるほど、起床後と各食事後と寝る前、つまり1日5回の歯磨きが目安になるでしょうか。



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